クラウン 高校3年

CROWNⅢ(クラウン3) 高校3年 LESSON4 (Beyond What Nature Intends) 和訳・解説

下線=和訳赤字=解説

目次

Section1

When he was 17, Hugh Herr was one of America’s most prominent rock climbers.

ヒュー・ハーは17歳の時、アメリカで最も著名なロッククライマーの一人でした。

prominent[マネント]=形容詞、卓越した、有名な。顕著な。突起した。

 

But he had a severe accident while climbing.

しかし、彼は登山中に重傷を負う事故に遭います。

severe[スィヴィ]=形容詞、厳しい、厳格な。厳重な。

while[()イル]=接続詞、~する間。(ところが)一方では。

while climbing = 分詞構文。現在分詞(-ing)にすることで接続詞や主語を省略する用法。接続詞は省略せずに書くこともある。主語を省略する場合は、もう一方の文節の主語と同じ場合が基本であり、この文では「he」が省略されている。もしも違う場合にはちゃんと主語を書く必要がある。「while he was climbing

 

In this lesson, we will find out how he coped with hardship and developed his career.

このレッスンでは、彼がどのように困難を乗り越え、キャリアを築き上げていったのかを探ります。

cope[ウプ]=動詞、うまく処理する、対抗する。

cope with~ = ~にうまく対処する。

hardship[ードシプ]=名詞、苦難、困難。欠乏。重労働。

develop[ディヴェラプ]=動詞、~を開発する、発展させる、発達させる。発達する、発展する。

career[]=名詞、職業。経歴、生涯。 形容詞、職業的な。

find out = 発見する、見つけ出す、解明する。

 

Hugh Herr was a born climber.

ヒュー・ハーは生まれながらのクライマーでした。

 

By age 8, he had scaled the face of 11,627-foot Mt. Temple in southern Alberta, Canada.

8歳までに、彼はカナダのアルバータ州南部にある標高11,627フィート(約3,550メートル)のテンプル山の岩壁を登りました。

by=前置詞、~までに。期限を表す前置詞。  期限を表す前置詞(/接続詞でもある)はuntil[アンティ](~まで)。

scale[イル]=動詞、~に登る。~を縮尺で描く。~を調整する。 名詞、目盛り。縮尺。

 

Later, he began climbing without a rope.

その後、彼はロープを使わずに登り始めました。

later[イタ]=副詞、後で、後程。形容詞、もっと遅い、もっと後の。

 

He ascended tough climbing routes, some of which no adult had ever attempted before.

彼は、登頂困難なルートを登りましたが、そのうちいくつかは今までに大人が誰も挑戦したことのないルートでした。

ascend[ンド]=動詞、~を登る。登る、上がる。

tough[]=形容詞、かたい。頑丈な。つらい、大変な。頑固な。

some of which = 非制限用法の関係代名詞節。先行詞は「Mark Twain」。非制限用法の時には関係代名詞の前に「,(コンマ)」があるのが特徴。固有名詞の後なら必ず非制限用法となる。

※非制限用法の訳し方:「and」、「but」、「because」などの接続詞と、省略されている主語や目的語を先行詞から補って訳す。

, some of which no adult had ever attempted before.」→「, and no adult had ever attempted some of them before.」。「them」は先行詞の「tough climbing routes」のこと。

 

had attempt = had+過去分詞で過去完了。過去完了とは、過去のある時点(基準)に完了・結果・経験・継続した出来事を表す用法、または、過去のある時点より前のことを表す用法。ここでは「経験の用法」で使われており、「ascended tough climbing routes」が基準の時点としてそれまでに大人が誰もattemptしたことがないことを表している。

attempt[ンプト]=動詞、~を試みる。 名詞、試み、企て。

 

By the time he was a teenager, Herr was one of the top rock climbers on the East Coast.

10代になる頃までには、ハーは東海岸屈指のロッククライマーの一人となっていました。

by=前置詞、~までに。期限を表す前置詞。  期限を表す前置詞(/接続詞でもある)はuntil[アンティ](~まで)。

By the time (when) he was a teenager = 関係副詞whenが省略されている。

when=関係副詞。先行詞は「the time」。関係副詞なので「when」の後には完全な文(主語や目的語が欠けていない基本5文型のいずれか)が来ている。それが関係代名詞との違いである。

(when) he was a teenager」が「the time」を修飾(説明)している。

 

 

Section2

Climbing Accident

登山の事故

 

In January 1982, 17-year-old Hugh Herr and his friend, Jeff Batzer, age 20, set out to climb Mt. Washington.

19821月、当時17歳だったヒュー・ハーと友人のジェフ・バッツァー(20歳)は、ワシントン山の登山を開始しました。

set out to do = ~し始める。

 

Located in New Hampshire, Mt. Washington is the highest peak in the Northeastern United states, at 6,288 feet.

ニューハンプシャー州にあるワシントン山は、標高6,288フィート(約1,917メートル)を誇る、米国北東部で最も高い山です。

locate[ウケイト]=動詞、~を置く、設立する。~の位置を突き止める。

Located in New Hampshire = (ワシントン山は)ニューハンプシャー州に位置していて。「付帯状況」を表す分詞構文の用法。過去分詞(located)なので受動態(受け身)の訳となる。「(being) located」の主語は省略されており、後半の文の主語の「Mt. Washington」と同じなので省略されている。

 

Their climb began in reasonable weather, but winters in New Hampshire can be brutal, and very quickly, the two boys were fighting 100-mile-per-hour winds.

登り始めた当初の天気はまずまずでしたが、ニューハンプシャーの冬は過酷なもので、すぐに二人は時速100マイル(約160キロ)もの強風と戦うことになりました。

reasonable[ーズナブル]=形容詞、手ごろな、高くない。道理をわきまえた。合理的な。

brutal[ブルートル]=形容詞、冷酷な、残忍な。粗野な、粗暴な。

 

The temperature dropped to a windchill factor of minus 110 degrees Fahrenheit.

気温は、華氏マイナス110度(摂氏約マイナス79度)の体感温度にまで急降下しました。

temperature[ンペラチュァ]=名詞、気温、温度。体温。

drop[]=動詞、~を落とす。~をたらす、こぼす。落ちる。しずくがたれる。(客や荷物など)を降ろす。 名詞、しずく。

windchill factor = 体感温度。

windchill[ウインドチル]=名詞、風速冷却、風冷え。

factor[ファクタ]=名詞、要員、要素。

degree[ディグ]=名詞、度。程度、度合い。学位。級。

Fahrenheit[ファランハイト]=形容詞、華氏。 名詞、華氏温度。

 

The boys became disoriented.

二人は方向感覚を失ってしまいました。

disorient[ディーリエント]=動詞、~に方角を分からなくさせる。~を混乱させる。

 

Herr slipped and fell into a river, and they were stranded on the wilderness side of Mt. Washington.

ハーが足を滑らせて川に転落し、彼らはワシントン山の人気のない荒野側に取り残されてしまいました。

strand[ストンド]=動詞、~を座礁させる。~を立ち往生させる、行き詰まらせる。

wilderness[ウィルダネス]=名詞、荒地、荒野。原野。

 

Cell phones did not yet exist, so the boys were on their own as the winds howled and the temperature dropped.

(当時は)まだ携帯電話が存在しなかったため、吹き荒れる風と下がる気温の中、二人は自力で耐えるしかありませんでした。

yet[イェ]=副詞、(否定分で)まだ。(疑問文で)もう、すでに。接続詞、しかし。

exist[イグスト]=動詞、存在する、現存する。生きている。

on their own = 彼ら自身だけで。

howl[ウル]=動詞、うなる、ヒューヒューいう。遠吠えする。わめく。

 

“We survived by building snow caves and hugging each other to stay warm,” Herr said later.

「雪洞を掘り、暖を取るために互いに抱き合って生き延びました」と、ハーは後に語っています。

survive[ヴァイヴ]=動詞、生き残る、生き延びる。~より生き残る、~より生き延びる。

by=前置詞、~によって。 by+動名詞 = ~することによって。

cave[イヴ]=名詞、ほら穴、洞窟。

hug[]=動詞、~を抱きしめる。~を抱え込む。抱き合う。 名詞、抱擁。

to stay warm = 暖かい状態を保つために。副詞的用法。

 

They lost track of time.

彼らは時間の感覚を失っていきました。

lose track of~ = ~を見失う、分からなくなる。

track[]=名詞、通った跡、わだち。足跡。小道、踏みならした道。通り道、通路。鉄道路線。競走路。

 

One day passed and then another.

一日が過ぎ、また一日が過ぎていきました。

 

“When you’re hypothermic, you can’t think clearly,” Herr said.

「低体温症になると、思考がはっきりしなくなるんです」とハーは言います。

hypothermic[ハイサミク]=形容詞、低体温(症)の、体温下降の。

 

“So even though we were approaching four days, we thought we were still in the same 24-hour day.”

「ですから、実際には4日近くが経過していたのに、私たちはまだ同じ24時間の中にいると思い込んでいたのです。」

even though = たとえ~だとしても。~だけれども、~にもかかわらず。

approach[アプウチ]=動詞、~に近づく、近寄る、接近する。近づく、接近する。

 

Hypothermia gave way to surrender.

低体温症は、「諦め」へと変わっていきました。

Hypothermia[ハイポウーミア]=名詞、低体温症。

give way to~ = ~に道を譲る。~に取って代わる。~に屈する。

surrender[ンダ]=動詞、降参する、自首する。身を任せる。~を引き渡す。~に降参する。~を放棄する。 名詞、降伏、降参。自首。引き渡し。

 

“We were no longer able to walk,” Herr said.

「もはや歩くこともできなくなっていました」とハーは言います。

no longer=もはや~ない。

 

“We just gave up all hope and we actually stopped hugging each other to stay warm.

「私たちはあらゆる希望を捨て、実際に、暖を取るために抱き合うことをやめてしまいました。

give up = ~をあきらめる。~をやめる。

actually[クチュァリィ]=副詞、実際に。実は。

 

We just reasoned the sooner we died, the better.”

私たちは死ぬのが早ければ早いほど良いと考えていたのです。」

reason[ーズン]=動詞、~を論じる。論理的に考える。推論する。 名詞、理由。

reason (that) 主語+動詞~=~だと気づく。reasonの後に接続詞の「that」が省略されている。接続詞なのでその後には主語+動詞がきている。

the 比較級 ~ , the 比較級 」 = 「~すればするほど、ますます…」

 

Almost by a miracle, the two boys were discovered by a snowshoer, and that evening they were airlifted to a hospital.

ほぼ奇跡的とも言える形で、二人はスノーシューを履いた登山者に発見され、その日の夕方に空路で病院へと搬送されました。

miracle[ラクル]=名詞、奇跡。不思議なこと、偉業。

discover[ディスヴァ]=動詞、~を発見する。

snowshoer[ウシューアァ]=名詞、雪靴を履いて歩く人。

airlift[ァリフト]=動詞、~を空輸する。 名詞、空中補給、空輸(物資)。

airlift A to B = ABへ空輸する。

 

 

Section3

“Walk, Not Climb”

「歩くことはできるが、登ることはできない」

 

Herr woke up after surgery to find that he had lost both legs below the knee from frostbite.

ハーは手術後、凍傷で両足を膝下から失っていることに気づいて目を覚ました。

surgery[ーヂャリ]=名詞、手術。外科。手術室。診察室。

below[]= 前置詞、~より下に(/へ) 副詞、下に(/へ) 

frostbite[ロストバイト]=名詞、凍傷。

 

A nurse tried to offer encouragement by telling him that he would be able to walk with artificial legs.

看護師は、義足を使えば歩けるようになると伝えて励まそうとしてくれました。

try to do = ~しようとする、~しようと努める、~しようと試みる。「try -ing」だと「試しに~する」。

encouragement[インーリヂメント]=名詞、奨励、激励。励みとなるもの。

artificial[アーティフィシシャル]=形容詞、人造の、人工的な。不自然な、偽りの。気取った。

 

He was given crude plaster legs and, eventually, acrylic ones.

彼は粗末な石膏の義足を与えられ、そして結局アクリル製の義足になりました。

crude[ード]=形容詞、天然のまま、加工していない。未熟な、未完成の。雑な作りの。優雅さを欠いた。

plaster[スタ]=形容詞、石膏の。 名詞、石膏。しっくい、土壁。 動詞、~にしっくいを塗る。

eventually[ヴェンチュアリィ]=副詞、結局は、最後には、ついに。

acrylic[アクリク]=形容詞、アクリルの。 名詞、アクリル。

 

When Herr asked the doctors if he would ever be able to climb again, they answered, “Walk, not climb.”

ハーが医師たちに、再び登山ができるようになるかと尋ねると、彼らは「歩くことはできるが、登ることはできない」と答えました。

ask if S V~ = ~かどうか尋ねる。

if[]=接続詞、もし~ならば。~かどうか。 「~かどうか」の時は名詞節となる。

ever[エヴァ]=副詞、今までに。いつか、今後。

 

They told him that he would be able to drive a car, using hand controls, but not to ride a bike or return to mountain climbing.

手動操作で車を運転することはできるどろうが、自転車に乗ったり、再び登山をしたりすることはできないだろうと彼らは告げました。

using hand controls = 手動操作を使いながら。「付帯状況」を表す分詞構文の用法。「~しながら」と訳す。

but not to ride~ = but (he would) not (be able) ride~。 

 

Herr told his friends that the artificial legs were far more rudimentary than he had hoped they would be.

義足は期待していたよりもはるかに粗末なものだったとハーは友人たちに話しました。

far+比較級=farは比較級を強調させる。はるかに~。ずっと~。

rudimentary[ルーダンアリ]=形容詞、基本の、初歩の。原始的な、粗末な。未発達の。

had hoped = ~と期待した。had+過去分詞で過去完了。過去完了とは、過去のある時点(基準)に完了・結果・経験・継続した出来事を表す用法、または、過去のある時点より前のことを表す用法。ここでは「told」という過去よりもさらに過去であることを表している。

 

they would be (rudimentary) = rudimentaryが省略されている。they = the artificial legs

 

He said, ”This is it? Are you kidding me?”

彼は「これだけか?冗談だろう?」と言った。

kid[]=動詞、からかう。~をからかう。名詞、子ヤギ。子供。

 

 

 

Back to the Mountains

山への復帰

 

The doctors were wrong.

医師たちは間違っていた。

 

Herr started climbing again while he was still in the rehabilitation center.

ハーはリハビリセンターにいる間に、再び登山を始めた。

rehabilitation[リーハビリイション]=名詞、リハビリテーション、社会復帰。復位、復権。復興。

 

First, he noticed that because the amputations had left him 14 pounds lighter, he was able to move faster than before.

まず、切断手術で体重が14ポンド(約6.4キロ)軽くなったため、以前よりも速く動けるようになったことに彼は気づきました。

amputation[アンピュテイション]=名詞、切断(手術)。

had left = had+過去分詞で過去完了。過去完了とは、過去のある時点(基準)に完了・結果・経験・継続した出来事を表す用法、または、過去のある時点より前のことを表す用法。ここでは「noticed」という過去よりもさらに過去であることを表している。

 

the amputations had left him 14 pounds lighter = 切断手術は彼を14ポンド軽くした。

leave O C = OCの(状態の)ままにしておく。

 

He realized that there was no reason that his new feet needed to mimic his old ones.

新しい足が以前の足の模倣を必要とする理由はないことに彼は気づきました。

realize[ーァライズ]=動詞、(頭で考えて)~に気づく。(事実など)~を理解する、悟る。

realize (that) 主語+動詞~=~だと気づく。thinkの後に接続詞の「that」が省略されている。接続詞なのでその後には主語+動詞がきている。この文で使われているthatは接続詞ではなく代名詞。

mimic[ミミク]=動詞、~をまねる、真似して馬鹿にする。~に似る。~に似せて擬態する。

 

He started to make his own modifications to his artificial legs.

彼は義足に独自の改良を加え始めました。

modification[マダフィイション]=名詞、変更、修正。緩和、加減。改造。

 

He cut off a heel to reduce weight, increased his legs’ stiffness where it was useful, added spikes for ice climbing, and made feet narrow enough to stick in small cracks.

重量を軽減するために踵を切り落とし、必要な箇所には義足の硬さを高め、アイスクライミング用にスパイクを取り付け、小さな岩の割れ目にも差し込めるほど十分に足を細くした。

cut off~ = ~を切り落とす、切り払う。~を切り離す。

※主語(He)が三人称単数なのにcutsとならずcutなので、このcutは過去形なのだと分かる。

reduce[デュース]=動詞、~を減らす、減少させる。減る、減少する。

stiffness[ティフナス]=名詞、堅いこと、堅苦しいこと。

useful[ースフル]=形容詞、役に立つ、有益な、使いやすい。

add[]=動詞、~を加える、追加する。名詞形は「addition」。

make O C = OCにする。

narrow[ロウ]= 形容詞、狭い、細い。 名詞、狭い道路。 動詞、~を狭くする、細くする。狭くなる、細くなる。

… enough to do~ = ~するほど十分…。

stick[ティック]= 動詞、~を刺す。~を差し込む。 名詞、棒。ステッキ、杖。  

crack[]=名詞、裂け目、割れ目。欠点、欠陥。隙。パチッ・ピシャリなどの音。 動詞、パチリと砕ける、ひびが入る。鋭い爆音がする。~にひびを入らせる。

 

Soon, thanks to various types of prosthetic legs, Herr’s climbing was better than ever.

すぐに、様々な種類の義足のおかげで、ハーのクライミングは今までよりも上達した。

thanks to~ = ~のおかげで。

various[ヴェリアス]=形容詞、さまざまな、いろいろな。

prosthetic[パラスティク]=形容詞、人工器具の、補綴(ほてつ)の。

 

He began ascending rock faces that he actually could not have climbed before his accident.

実際に彼は事故前には登ることができなかったであろう岩壁を登り始めた。

ascend[ンド]=動詞、~を登る。登る、上がる。

actually[クチュァリィ]=副詞、実際に。実は。

that=関係代名詞。

rock faces that he actually could not have climbed before his accident =that he actually could not have climbed before his accident」が「rock faces(先行詞)」を説明(修飾)している。

could + have + 過去分詞 = 過去についての推量・可能性をあらわす。「~できただろう」など。

 

Heer was again a major competitor in the climbing world.
ハーは再びクライミング界の有力選手となった。

major[イヂャ]=形容詞、主要な、より重要な。大きいほうの。過半数、多数。

competitor[コンティタ]=名詞、競走者。

 

Just one year after the accident on Mt. Washington, he was featured on the cover of Outside Magazine.

ワシントン山での事故からわずか1年後、彼は『Outside Magazine』の表紙を飾った。

feature[フィーチャ]=動詞、~を特集する、大きく取り上げる。~を呼び物にする。~に主演させる。~を特徴づける。 名詞、特徴。顔の造作。容貌、顔立ち。

 

 

Section4

Next Step

次のステップ

 

Herr had never been much interested in school.

ハーはこれまで学校にはあまり関心がありませんでした。

 

His goal was to be the best mountain climber in the world.

彼の目標は、世界最高の登山家になることだったのです。

 

He had no interest in even going to college.

大学進学にさえも全く興味がありませんでした。

have no interest in~ = ~に興味がない。 have interest in~ = ~に興味がある。

 

Inspired by his accident, Herr decided to attend college, where he enrolled in math and science courses.

事故をきっかけに、ハーは大学へ進むことを決意し、そしてそこで数学や科学のコースを専攻しました。

inspire[インスイア]=動詞、~を鼓舞する、激励する、発奮させる。

Inspired = 分詞構文。現在分詞や過去分詞にすることで接続詞や主語を省略する用法。接続詞は省略せずに書くこともある。主語を省略する場合は、もう一方の文節の主語と同じ場合が基本であり、この文では「Herr」が省略されている。もしも違う場合にはちゃんと主語を書く必要がある。

省略しない文に戻すなら、「Because he was inspired by his accident,」。

attend[ンド]=動詞、~に出席する、参列する。~に通う。出席する、参列する。注意する。

enroll[ンロウル]=動詞、~の氏名を名簿に載せる。~を会員にする。~を登録する。登録される、入会する。

enroll in~ = ~に入学する、入る。~に登録する、参加する。

 

where=非制限用法の関係副詞。先行詞は「college」。非制限用法の時には関係副詞の前に「,(コンマ)」があるのが特徴。固有名詞の後なら必ず非制限用法となる。

whereの場合の非制限用法の訳し方:「and」、「but」、「because」などの接続詞と、there(そこで)を補って訳す。

, where he enrolled in math and science courses.」→「, and he enrolled in math and science courses there.」。「there」は先行詞の「college」のこと。

 

He even earned a master’s degree in mechanical engineering at MIT in 1993, followed by a Ph.D. at Harvard in biophysics.

1993年にはMIT(マサチューセッツ工科大学)で機械工学の修士号さえ取得し、その後ハーバード大学で生物物理学の博士号も取得しました。

earn[アーン]=動詞、~を稼ぐ、儲ける。~を得る。

master’s degree = 修士号。

degree[ディグ]=名詞、度。程度、度合い。学位。級。

mechanical[キァニカル]=形容詞、機械の、機械製の。機械的な、無意識の。

engineering[エンヂアリング]=名詞、工学、機関学。工学技術、土木工事。

A be followed by B = Aの次にBが続く、Aの後にBがある。

follow[ファロウ]=動詞、~に従う、~についていく。~を追う。

followed by a Ph.D. at Harvard in biophysics = 分詞構文。接続詞や主語を省略する用法。

省略しない文に戻すなら、「, and he was followed by a Ph.D. at Harvard in biophysics」。

Ph.D. = 博士号。「Doctor of Philosophy」の略。

biophysics[バイオィシクス]=名詞、生物物理学。

 

Since then, Herr has produced a string of breakthrough products, starting with a computer-controlled artificial knee in 2003.

それ以来、2003年に開発したコンピュータ制御の人工の膝を始めとして、ハーは次々と画期的な製品を生み出しました。

produce[プロデュース]=動詞、~を製造する、生産する。

a string of ~ = 一連の~。

string[ストング]=名詞、ひも、糸。ひと続き。

breakthrough products = 画期的な製品。

breakthrough[レイクスルー]=名詞、突破(口)、打開(策)、解明。突破作戦。

product[ダクト]=名詞、製品、工業生産物。産出物。

starting~ = 「付帯状況」を表す分詞構文の用法。「~しながら」などと訳す。

start with~ = ~で始める、~から始まる、~に端を発する。

 

In 2004, he created the biomechatronics group at MIT, a now 40-person R&D lab drawing on the fields of biology, mechanics, and electronics to restore function to those who have lost it.

2004年には、MITにバイオメカトロニクス・グループを設立しました。身体機能を失った人々へ機能を回復させるために、生物学、機械工学、電子工学を活用している現在40名規模の研究開発ラボです。

R&D lab = 研究開発ラボ。「Research and Development lab」の略。

drawing~ = 分詞の修飾。「drawing~」が「a now 40-person R&D lab」を修飾(説明)している。

draw on~ = ~を活用する。

restore[リストァ]=動詞、~をもとに戻す。~を復活させる。~を返す、返還する。~を修復する。

function [ファンクション]=名詞、機能、働き、作用。職務、職能。

those who~ = ~である人々、~する人々。whoは関係代名詞。thoseは「those (people)」。「who have lost it」が「those(先行詞)」を説明(修飾)している。

 

to restore function to those who have lost it = 身体機能を失った人々へ機能を回復させるために。不定詞の副詞的用法。あるいは形容詞的用法(~を回復させるための)。

 

In 2007, the team produced powered bionic limbs that allow an amputee to walk with speed and effort comparable to people with biological legs.

2007年には、切断手術を受けた人が生身の脚を持つ人に匹敵する速度と労力で歩行することを可能にする電動生体義肢を開発しました。

powered bionic limbs = 電動生体義肢。

amputee[ンピュティー]=名詞、切断手術を受けた人。

allow+O+不定詞(to do)=Oが~することを許可する。

effort[フォート]=名詞、努力、労力。

comparable[ンパラブル]=形容詞、比較できて。匹敵して。相当する、同等の。

comparable to~ = ~に匹敵して。

biological[バイオヂカル]=形容詞、生物学上の。

biological legs = 生身の脚。

 

speed and effort comparable to people with biological legs = 生身の脚を持つ人に匹敵する速度と労力

 

The ankle system is manufactured by a private company Herr started.

その足首のシステムは、ハー自身が立ち上げた民間企業によって製造されています。

manufacture[マニュファクチャ]=動詞、(機械を使って大規模に)~を製造する。

a private company Herr started = ハーが始めた民間企業。「Herr」の前に関係代名詞thatが省略されている。

 

In 2016, Herr advanced another of his lab’s goals: to improve human performance “beyond what nature intends” by creating an innovative device that saves energy when you are walking.

2016年、ハーはラボのもう一つの目標を前進させました。それは、歩行時のエネルギーを節約する革新的な装置を作り出すことによって、「自然が意図した範囲を超えて」人間の能力を向上させることです。

advance[アドヴァンス]= 動詞、~を進める、前進させる。進む、前進する。 名詞、前進、進軍。進歩、上達、進捗。進行。 

improve[イムプーヴ]=動詞、~を改良する、~を改善する。良くなる、改善する、好転する。

performance[フォーマンス]=名詞、上演、演奏、演技、パフォーマンス。

beyond[ンド]=前置詞、~を超えて、~の向こうに。

what=関係代名詞。先行詞を含む関係代名詞で、「what = the thing that(このthatは関係代名詞)」と考えるとよい。「what S V~」で「SVする[もの/こと]」のような訳になることが多い。「what nature intends(自然が意図すること」が「beyond」の目的語になっている。

intend[インンド]=動詞、~を意図する。

innovative[ノヴェイティヴ]=形容詞、革新的な。

device[ディヴァイス]=名詞、装置、機器。工夫。図案、意匠。

that=関係代名詞。

an innovative device that saves energy =that saves energy」が「an innovative device(先行詞)」を修飾(説明)している。

save[イヴ]=動詞、~を救う。~を節約する。~を蓄える、貯蓄する。~を省く。

 

The implications are vast for people who want to get to places faster, or people who want to conserve energy on a long walk.

場所へより速く移動したい人や、長距離の歩行で体力を温存したい人にとって、この目標が成功したときの意味は非常に大きなものです。

implication[インプリイション]=名詞、含み、包含、含蓄、裏(言外)での意味。連座、密接な関係。

vast[ヴァスト]=形容詞、広大な、巨大な、広範囲の。莫大な。巨額の。

people who want to get to places faster = より早く場所につきたい人々。 who=関係代名詞。

conserve[コンーヴ]=動詞、~を保存する、保護する。

people who want to conserve energy on a long walk = 長距離の歩行でエネルギーを温存したい人々。

 

In the near future, Herr and his colleagues at the MIT center are committed to treating paralysis caused by damage to the spinal cord.

近い将来、ハーとMITセンターの同僚たちは、脊髄損傷による麻痺の治療に専念する予定です。

colleague[リーグ]=名詞、同僚。

commit[]=動詞、~を委託する。~をゆだねる。~を約束する。

be committed to~ = ~に専念している、全力を注いでいる、尽力する。 このtoは不定詞のtoではないので注意。前置詞のtoなのでこの後には名詞(句)が来る。なのでtreating(動名詞)になっている。

paralysis[ラシス]=名詞、麻痺(まひ)。停滞。

treat[ート]=動詞、~を扱う、取り扱う。~を治療する。~を処理する。 名詞、おごること、施し(ほどこし)。

cause[ーズ]=動詞、~をもたらす、~を引き起こす、~の原因となる。名詞、原因。理由、根拠。

paralysis caused by damage to the spinal cord = 脊髄への損傷によってもたらされる麻痺。 分詞の修飾。「paralysis」が「caused by damage to the spinal cord」を修飾(説明)している。

spinal cord = 脊髄(せきずい)。

 

Herr’s goal is to develop a synthetic spinal cord that aids the original.

ハーの目標は、本来の脊髄を補助する合成脊髄を開発することです。

synthetic[シンスェティク]=形容詞、総合の、総合的な。合成の。 名詞、合成品。

aid[イド]=動詞、~を助ける、援助する。 名詞、助力、援助。助手。

original[ヂナル]=形容詞、元来の、起源の、根源の、最初の。独創的な、創造的な。

that=関係代名詞。

a synthetic spinal cord that aids the original =本来の脊髄を補助する合成脊髄。「that aids the original」が「a synthetic spinal cord(先行詞)」を説明(修飾)している。

 

Herr sees a future where technology not only helps eliminate disability but also increases human potential.

ハーは、テクノロジーが単に障害を取り除くだけでなく、人間の可能性をさらに広げる未来を見ています。

not only A but (also) B = AだけでなくBも。

help + 動詞の原形 = ~するのに役立つ、~するのを助ける。

eliminate[ミネイト]=動詞、~を取り除く、除去する。

disability[ディサリティ]=名詞、無力、無能。行為無能力者。不利な条件、障害、ハンディキャップ。

increase[インクース]=動詞、増える、増加する。~を増やす、増加させる。

potential[ンシャル]=形容詞、可能性のある、見込みのある、潜在的な。

 

He believes his research will extend far beyond limb replacement and will fundamentally redefine what it means to be human.

自分の研究が単なる四肢の代替をはるかに超えて、人間であることは何を意味するのかを根本的に再定義するものになると彼は信じています。

extend[イクスンド]=動詞、~を広げる、拡大する。~を延長する。広がる。延びる。

far beyond~ = ~をはるかに超えて。

limb replacement = 四肢の代替。

replacement[リプイスメント]=名詞、取り換え、交換。代替品。後継者。元へ戻すこと、返還。

fundamentally[ファンダンタリ]=副詞、根本的に、まったく、基礎から。

redefine[リディァイン]=動詞、~を再定義する。

what it means to be human = 人間であることは何を意味するか。 間接疑問文においては肯定文の語順になる。itは形式主語で、「it = to be human」。

 

 

 

-クラウン 高校3年