下線=和訳、赤字=解説
目次
Part1
Ms. King: Bob, what do you want to do in the future?
キング先生:ボブ、あなたは将来何をしたいですか?
Bob: I want to be someone who supports athletes.
ボブ:私はスポーツ選手をサポートする人間になりたいです。
who[フー]=関係代名詞。 人+who+動詞~=~する人。 whoの前を先行詞と呼び、先行詞を修飾(説明)する用法である。「who supports athletes」が「someone(先行詞)」を修飾(説明)している。
athlete[アスリート]=名詞、運動選手。
Kenta: Really? I just read a book by Nishi Yoshiteru.
ケンタ:本当ですか?ちょうど私は西芳輝の本を読みました。
read[リード](現在形)-read[レド](過去形)-read[レド](過去分詞) ここのreadは過去形。
Bob: Nishi Yoshiteru? Who’s that?
ボブ:西芳輝?それは誰ですか?
Kenta: He’s a chef who worked for Japan’s national soccer team for eighteen years.
ケンタ:彼は18年間サッカー日本代表チームのために働いた料理人です。
chef[シェフ]=名詞、シェフ、料理長。
who=関係代名詞。
a chef who worked for Japan’s national soccer team for eighteen years=「who worked for Japan’s national soccer team for eighteen years」が「a chef(先行詞)」を説明(修飾)している。
national[ナショナル]=形容詞、国立の、国定の、国有の。国民の。国家の、国家的な。国民的な。
Bob: A chef for the national soccer team? That sounds like an interesting job!
ボブ:サッカー代表チームのための料理人?面白そうな仕事ですね!
sound[サウンドゥ]=動詞、~に聞こえる、~に思われる。 名詞、音。声。
like[ライク]=前置詞、~のような、~のように。形容詞、同様な、類似の。
Kenta: Yes. He prepared meals based on the needs of each player.
ケンタ:はい。彼は各選手のニーズ基づいた食事を準備しました。
prepare[プリペァ]=動詞、~を準備する、用意する。準備をする。 prepare A for B=BのためにAを準備する。 prepare for B=Bのための準備をする。
based on~ = ~に基づく、~に基礎を置く。 basedは過去分詞。
meals based on the needs of each player =「based on the needs of each player」が「meals」を修飾(説明)している。
分詞の修飾。分詞には現在分詞(-ing形)と過去分詞がある。今回のように2語以上あると名詞の後ろに来て後ろから修飾する。
1語の時には名詞の前に置いて名詞を修飾する。例:cooked vegetables(調理された野菜)
needs=名詞、ニーズ、必要性。
each[イーチ]=形容詞、それぞれの、各。副詞、それぞれ。
He always served delicious and freshly prepared food for the team.
彼はいつもおいしくて出来立ての料理をチームのために提供しました。
serve[サーヴ]=動詞、(食卓に)(飲食物)を出す。仕える、奉公する。
freshly[フレシュリ]=形容詞、新たに、新しく、新鮮に。
prepare A for B=BのためにAを準備する。
Ms. King: The meals supported the players physically and mentally.
キング先生:この食事は肉体的にも精神的にも選手たちを支えました。
meal[ミール]=名詞、食事。
physically[フィジカリ]=副詞、肉体的に、身体的に。物理的に。
mentally[メンタリ]=副詞、精神的に。心の中で。
Bob: I never thought someone could be involved in soccer in that way!
ボブ:私は誰かがそのようにサッカーに関わっているとは考えたことがありませんでした!
involve[インヴァルヴ]=動詞、~を巻きこむ。~を関係させる。
be involved in~ = ~に関わっている。
in that way=そのように、そんなふうにして、その方法で。
Part2
Aya: I’m now interested in curling.
アヤ:私は今カーリングに興味があります。
Mei: Why are you interested in curling?
メイ:なぜカーリングに興味があるのですか?
Aya: Because it’s a sport which needs concentration and cooperation.
アヤ:それは集中力と協力を必要とするスポーツだからです。
which[ウイチ]=関係代名詞。 もの+which+動詞~=~するもの。 whichの前を先行詞と呼び、先行詞を修飾(説明)する用法である。「which needs concentration and cooperation」が「a sport(先行詞)」を修飾(説明)している。
concentration[カンセントレイション]=名詞、集中、集中力。終結。
cooperation[コウアポレイション]=名詞、協力、共同、提携。協調。
Mei: Yes. I’ve watched it several times on TV.
メイ:はい。私はそれを何度かテレビで見たことがあります。
several[セヴラル]=形容詞、いくつかの、数個の、数人の。
time=名詞、時間。回(数)、度。 時間と回数の2つの意味合いがあるが、複数形になるのは回数の意味合いの時。
Aya: This is a picture of Ishizaki Kotomi. She was on the team which won the Olympic silver medal in 2022. She was the alternate.
アヤ:これは石崎琴美の写真です。彼女は2022年にオリンピック銀メダルを勝ち取ったチームにいました。彼女は控え選手(=リザーブ)でした。
which=関係代名詞。
the team which won the Olympic silver medal in 2022 =「which won the Olympic silver medal in 2022」が「the team(先行詞)」を説明(修飾)している。
won[ワン]=winの過去形。 win[ウイン]=動詞、勝つ。勝ち取る。
silver[シルヴァ]=形容詞、銀の、銀製の。銀色の。 名詞、銀。銀貨。銀食器。
medal[メドル]=名詞、メダル、勲章。
alternate[オルタネイト]=名詞、補欠、代理、控え選手。 形容詞、交互の、かわるがわるの、1つおきの、互い違いの。 動詞、~を交替する。交替する。
Mei: Alternate?
メイ:控え選手?
Aya: Yes. It’s a position which has many roles, such as checking equipment and offering emotional support to teammate.
アヤ:はい。それは備品をチェックしたりチームに対して精神的なサポートしたりなどのような多くの役割を持つポジションです。
a position which has many roles =「which has many roles」が「a position(先行詞)」を説明(修飾)している。
position[ポジション]=名詞、位置、場所。ポジション。立場。
role[ロウル]=名詞、役割。
A such as B = BのようなA。 such=形容詞、そのような、そんな。 as=前置詞、~のような。
equipment[イクウィプメント]=名詞、備品、設備。準備。
emotional[イモウショナル]=形容詞、感情的な。感情の。感動的な。
Mei: That sounds important!
メイ:それは重要ですね!
Aya: Yeah. She didn’t play in the games, but she was necessary to the team.
アヤ:はい。彼女は試合ではプレーをしませんでしたが、彼女はチームにとって必要でした。
necessary[ネセセリ]=形容詞、必要な、なくてはならない。
Part3
A Team Win
チームの勝利
The marathon runner Michishita Misato won a Paralympic gold medal in 2021.
2021年に、マラソン選手の道下美里はパラリンピックの金メダルを勝ち取りました。
won[ワン]=winの過去形。 win[ウイン]=動詞、勝つ。勝ち取る。
gold[ゴウルド]=形容詞、金の、金製の。金色の。名詞、金。
medal[メドル]=名詞、メダル、勲章。
However, she did not win by herself.
しかし、一人で勝ち取ったのではありません。
by oneself = 自分で、一人だけで。
Aoyama Yuka and Shida Jun played important roles in her victory.
青山由佳と志田淳が彼女の勝利に重要な役割を担いました。
victory[ヴィクトリ]=名詞、勝利。
They ran with Michishita as guide runners.
彼らはガイドランナーとして道下と一緒に走りました。
with[ウイズ]=前置詞、(手段)~で。~とともに、~と一緒に、~を連れて。~を持って。
as[アズ]= 前置詞、~として。~のように。~のころ。 接続詞、~のように。~のとき。
They were a team in the blind marathon.
彼らはブラインドマラソンでのチームです。
Guide runners take turns running beside a blind runner.
ブラインドランナーのそばでガイドランナーは交代で走ります。
beside[ビサイド]=前置詞、~のそばに。~と比べて。
blind[ブラインド]=形容詞、目の不自由な。動詞、~を盲目にする、目をくらませる。the blindで目の不自由な人たち。
The runners hold a tether called Kizuna in Japanese.
日本語で『絆(きずな)』と呼ばれるなわを走者は握ります。
tether[テズァー]=名詞、つなぎ縄(なわ)、つなぎ鎖(くさり)。範囲、限界。
a tether called Kizuna in Japanese =「called Kizuna in Japanese」が「a tether」を修飾(説明)している。分詞の修飾。
It helps them run together.
それは彼らがいっしょに走るのを手助けします。
help + O + (to) 動詞の原形 = Oが~するのを助ける。
They communicate through voice and the tether during the run.
彼らは走っている間に声となわでコミュニケーションを取ります。
communicate[コミューニケイト]=動詞、意思疎通をする、通じ合う、理解し合う。~を伝達する。
through[スルー]=前置詞、~を通って、通して。~を通り過ぎて。~じゅうを、~の中をあちこち。 (手段・原因)~によって。
during[ドゥァリング]=前置詞、~の間、~の間ずっと。特定の期間を表すときに使われる。不特定の期間であればforを使う。例:for two months=二か月間(具体的にいつの2か月間かが特定されていない。)
Michishita won a silver medal in 2016.
道下は2016年に銀メダルを勝ち取りました。
However, she and her team were determined to win a gold medal, so they prepared well.
しかしながら、彼女と彼女のチームは金メダルを勝ち取る決心をしていましたので、かなり準備をしていました。
determined[ディターミンド]=形容詞、固く決心して。決意した、決然とした、断固とした。
determine[ディターミン]=動詞、~を決定する、決心する。 determine A to do=Aに~することを決心させる。
be determined to 動詞の原形 = ~することを決心している。
well[ウエル]= 副詞、上手に、うまく。よく。かなり。 間投詞、ええと、あのう。まあ、おや。 形容詞、健康で、丈夫で。 名詞、井戸。
They ran more than 800 kilometers a month.
彼らは毎月800㎞以上走りました。
more than~=「~以上」
Also, they frequently talked about their problems.
また、彼らは頻繁に問題について話しました。
frequently[フリークウェントリ]=副詞、しばしば、頻繁(ひんぱん)に。
The story that they give us is valuable.
彼らが私たちに与える物語は価値があります。
that=関係代名詞。先行詞が人でもモノでも使うことができる関係代名詞。
The story that they give us =「that they give us」が「The story(先行詞)」を説明(修飾)している。
① 人/もの+that+V ~ =Vする人/もの。
② 人/もの+(that)+S V ~ =SがVする人/もの。
① のthatは主格の用法(先行詞とVが主語と動詞の関係になっている)。この場合のthatは省略できない。
② のthatは目的格の用法(先行詞とVが目的語と動詞の関係になっている)。この場合のthatは省略できる。
valuable[ヴァリュァブル]=形容詞、高価な、貴重な、価値のある。貴重で、役立って。
They remind us how important teamwork and communication are.
チームワークとコミュニケーションがどんなに重要であるかを彼らは私たちに思い出させます。
remind[リマインド]=動詞、~に思い出させる。
remind A of B = AにBを思い出させる。
how important teamwork and communication are = このように文中に疑問文が入っている文を『間接疑問文』という。
「チームワークとコミュニケーションがどんなに重要であるか?」は本来、「how important are teamwork and communication?」という語順であるが、間接疑問文において疑問詞の後は肯定文の語順になる。
関係代名詞について簡単に解説
関係代名詞thatについて
thatは先行詞が人でもモノ・コト(人以外のもの)でも使うことができる便利な関係代名詞。※先行詞は関係代名詞の直前にある名詞(句)のことで、関係代名詞以下の部分によって修飾(説明)されるもの。
① 人/もの+that+V ~ =Vする人/もの。
② 人/もの+(that)+S V ~ =SがVする人/もの。
※S=主語。V=動詞。
① のthatは主格の用法(先行詞とVが主語と動詞の関係になっている)。この場合のthatは省略できない。
② のthatは目的格の用法(先行詞とVが目的語と動詞の関係になっている)。この場合のthatは省略できる。
関係代名詞whoについて
whoは先行詞が人の場合にしか使えず、そのうえ①の主格の用法でしか使えない。
人+who+動詞~=~する人。 (主格)
関係代名詞whichについて
whichは先行詞がモノ・コト(人以外のもの)の場合にしか使えないが、①②の主格・目的格の両方の用法で使える。
そして②の場合はthatと同様に省略可能。
もの+which+動詞~=~するもの。 (主格)
もの+(which)+S V ~ =SがVするもの。 (目的格)