下線=和訳、赤字=解説
目次
Part1
Are you prepared for a disaster?
あなたは災害に備えていますか?
be prepared for~ = ~に備える、~の準備をする。
prepare[プリペァ]=動詞、~を準備する、用意する。準備をする。 prepare A for B=BのためにAを準備する。 prepare for B=Bのための準備をする。
prepared[プリペァド]=形容詞、用意された、備えた。用意ができて、準備ができて。
disaster[ディザスタァ]=名詞、災害。
What do you know?
あなたは何を知っていますか?
Please circle the number(s).
(番号を丸で囲んでください。)
circle[サークル]=動詞、~を丸で囲む、囲む。~の回りを一周する。回転する。名詞、円。輪、環、円形。
1. I know where the local shelter is.
1. 地域の避難所がどこにあるかを知っている。
local[ロウカル]=形容詞、地方の、地域の。土地の、場所の。
shelter[シェルタァ]=名詞、避難所。待合所。収容所。
2. I know how much food and water I should store.
2. どれくらいの食料と水を蓄えておくべきか知っている。
how much~ = どれくらい多くの~、どれくらいの量の~。
store[ストーァ]=動詞、~を蓄(たくわ)える、備蓄する。名詞、店、商店。蓄え、貯蔵。
3. I know what number I should call in case of a fire.
3. 火事の場合にどの番号に電話をかければよいか知っている。
should[シュド]=助動詞、~すべきである。~するはずだ。
call[コール]=動詞、~に電話をかける。~を呼ぶ。
in case of~ = ~の場合に。
4. I know how to use a fire extinguisher.
4. 消火器の使い方を知っている。
how to 動詞の原形=~する方法、どのようにして~するか。
extinguisher[イクスティングウィシャ]=名詞、消火器。消灯器。消すもの。
Part2
Eddy: Riko, tell me what your family has done to prepare for a disaster.
エディ:リコ、災害に備えるためにあなたの家族が何をしているか教えてください。
tell 人 物事 = 人に物事を教える。 語順を入れ替えるとtoが必要になる。「tell 物事 to 人」
what S V=Sが何をVするか。 whatは名詞節を作る。名詞節は一つの名詞であると思ってよい。 S=主語。V=動詞。
what your family has done to prepare for a disaster = 災害に備えるためにあなたの家族が何をしているか。 この10語で1つの名詞扱いとなる。
prepare[プリペァ]=動詞、準備をする。~を準備する、用意する。
prepare for B=Bのための準備をする。 prepare A for B=BのためにAを準備する。
Riko: We’ve made an emergency kit.
リコ:防災セットを作りました。
We’ve = We have
have made=~を作った。have+過去分詞で現在完了。現在完了には「完了・結果・経験・継続」の4つの意味がある。ここは「完了」の用法。
emergency[イマーヂェンシィ]=名詞、緊急事態、緊急、非常時。
kit[キト]=名詞、道具一式。
Eddy: That’s great. Actually, my family hasn’t made one yet.
エディ:それはすばらしいですね。実は、私の家族はまだ防災セットを作っていません。
actually[アクチュァリィ]=副詞、実際に。実は。
hasn’t made=~を作っていない。現在完了の「完了」の意味を表す用法。hasn’t=has not
one[ワン]=代名詞、もの、人。ここではemergency kitの代名詞として使われている。one= an emergency kit。
yet[イェト]=副詞、(否定分で)まだ。(疑問文で)もう、すでに。接続詞、しかし。「すでに/もう」という意味で肯定文で使う時には「already」を使いましょう。
It’s hard for us to understand the Japanese information about disasters.
私たちにとって災害についての日本語の情報を理解するのは難しいです。
it is A for B to 動詞の原形 = Bにとって~するのはAである。
Riko: I can send you a link. It shows you what you should prepare in English.
リコ:あなたにリンクを送ることができます。それはあなたに何を用意すべきかを英語で教えてくれます。
send[センドゥ]=動詞、~を送る。
send 人 モノ =人にモノを送る。 語順を入れ替えるとtoが必要になる。「send モノ to 人」
link[リンク]=名詞、リンク。連結、接続。
show[ショウ]=動詞、~を見せる。
show 人 モノ =人にモノを見せる。 語順を入れ替えるとtoが必要になる。「show モノ to 人」
what S V=Sが何をVするか。 whatは名詞節を作る。名詞節は一つの名詞であると思ってよい。
what you should prepare = あなたが何を用意すべきか
Eddy: Oh, thanks!
エディ:おお、ありがとうございます。
Riko: You’re welcome. By the way, my dad recommended a movie about an earthquake.
リコ:どういたしまして。ところで、私のお父さんが地震についての映画をすすめてくれました。
by the way = ところで。
recommend[レコメンド]=動詞、~を推薦する、~を勧める。
earthquake[アースクウェイク]=名詞、地震。
Why don’t we watch it together?
一緒にそれを見ませんか?
why don’t we ~ ? = ~しませんか? ~しましょう?
直訳すると「なぜ~しないのですか?」だが、「なぜ~しないのか?いや、~しましょう。」というような古文でいう反語のような使われ方と考えられる。
Eddy: Sure.
エディ:もちろんです。
Read and Think1
About 20,000 people lost their lives in the Great East Japan Earthquake on March 11, 2011.
2011年、3月11日の東日本大震災で約2万人の人々の命を失いました。
lives[ライヴズ]=lifeの複数形。 life[ライフ]=名詞、生命、命。生活。生き物。
earthquake[アースクウェイク]=名詞、地震。
Several foreigners were also killed in the disaster.
その災害で数名の外国人も亡くなりました。
several[セヴラル]=形容詞、いくつかの、数個の、数人の。
foreigner[フォーリナァ]=名詞、外国人。
There is a movie called Live Your Dream: The Taylor Anderson Story.
「Live Your Dream:テイラー・アンダーソン物語」と呼ばれる映画があります。
a movie called Live Your Dream~ =「called Live Your Dream~」が「a movie」を修飾(説明)している。
分詞の修飾。分詞には現在分詞(-ing形)と過去分詞がある。今回のように2語以上あると名詞の後ろに来て後ろから修飾する。
1語の時には名詞の前に置いて名詞を修飾する。例:cooked vegetables(調理された野菜)
The woman smiling in a kimono in the picture is Taylor.
写真の中で着物を着てほほ笑んでいる女性がテイラーです。
The woman smiling in a kimono in the picture =「smiling in a kimono in the picture」が「The woman」を修飾(説明)している。
分詞の修飾。分詞には現在分詞(-ing形)と過去分詞がある。今回のように2語以上あると名詞の後ろに来て後ろから修飾する。
1語の時には名詞の前に置いて名詞を修飾する。例:the standing person(立っている人)
Taylor started to learn Japanese as a small girl in America and became attracted to Japan.
テイラーはアメリカで幼いころに日本語を学び始めて日本に惹かれるようになりました。
as[アズ]= 前置詞、~として。~のように。~のころ。 接続詞、~のように。~のとき。
attract[アトラクト]=動詞、(注意・興味など)~を引きつける、引く。~を魅惑する。 「be attracted」のように受け身にして「魅了される、心が惹かれる」という使い方をする。
be attracted to~ = ~に魅了される、~に心が惹かれる。 beをbecomeにしても同じような意味。
She wanted to become a bridge between Japan and America.
彼女は日本とアメリカの間の架け橋になりたいと思っていました。
In 2008, she came to Ishinomaki to work as an ALT.
2008年に、彼女はALTとして働くために石巻にやって来ました。
as[アズ]= 前置詞、~として。~のように。~のころ。 接続詞、~のように。~のとき。
ALT=Assistant Language Teacher。外国語指導補助教員
She was an energetic and kind teacher and encouraged her students all the time.
彼女は元気で優しい先生であり、いつも生徒たちを励ましていました。
energetic[エナヂェティク]=形容詞、元気な、活気に満ちた、エネルギッシュな。
encourage[インカーリヂ]=動詞、~を勇気づける。~を励ます、元気づける。
all the time = いつも、ずっと。
Many students became interested in English and foreign cultures thanks to her bright personality.
彼女の明るい性格のおかげで、多くの生徒たちが英語と外国の文化に興味を持つようになりました。
be interested in~ = ~に興味がある。 「become interested in~」でもほぼ同じような意味。
thanks to~ = ~のおかげで。
bright[ブライト]=形容詞、明るい、輝く。
personality[パーソナリティ]=名詞、個性、性格。
Taylor loved her students and all her new experiences in Japan.
テイラーは彼女の生徒たちや日本でのすべての新しい経験が大好きでした。
Then, the earthquake hit.
それから、地震が発生しました。
hit[ヒト]=動詞、打つ。ぶつかる、衝突する。攻撃する、襲う。~を撃つ。
hit[ヒト](現在形)- hit[ヒト](過去形)- hit[ヒト](過去分詞) ここのhitは過去形。主語が三人称単数なので現在形だとしたらhitsになるはずだが、過去形なのでhitになっている。
Taylor was at school with her students.
テイラーは生徒たちと一緒に学校にいました。
Taylor comforted the students and took them to a nearby safe place.
テイラーは生徒たちを元気づけて、彼らを近くの安全な場所に連れて行きました。
comfort[カンフォト]= 動詞、~を慰める、慰めて元気づける。~を楽にする。 名詞、快適、楽。慰め。
take A to B = AをBに連れていく。
nearby[ニアバイ]=形容詞、近くの。
After that, Taylor rode her bicycle toward her apartment and was caught in the tsunami on her way.
その後、テイラーは自転車に乗ってアパートへ向かい、途中で津波にのみこまれました。
rode[ロウド]=rideの過去形。
ride[ライド]=動詞、(乗り物に)乗る、乗っていく。ride on=(自転車、バイク、馬など)~に(またがって)乗る。
toward[トアド]=前置詞、~の方へ。~へ向かって。
caught[コート]=catchの過去分詞。 catch-caught-caught
catch[キャチ]=動詞、~をとらえる、捕まえる。
be caught in~ = ~に巻き込まれる、~にあう。
on one’s way=途中で、道中で。
She died at the age of twenty-four.
彼女は24歳で亡くなりました。
Taylor’s family was shocked at the sudden news.
テイラーの家族はその突然の知らせにショックを受けました。
shock[ショク]=動詞、~に衝撃を与える、ショックを与える。~をぎょっとさせる。 名詞、ショック、衝撃。
受身にして「be shocked at~」で、「~に衝撃を受ける、ショックを受ける」。
sudden[サドン]=形容詞、突然の、不意の。急な。
Shortly after the earthquake, Taylor’s parents and their friends worked together to create “Taylor Reading Corner” in Ishinomaki schools.
震災後まもなく、テイラーの両親と友人たち一緒に取り組んで、石巻の学校に「テイラー文庫」を創設しました。
shortly[ショートリ]=副詞、まもなく、すぐに。簡単に。
They also started student exchange programs.
彼らは学生交換プログラムも始めました。
exchange[エクスチェインヂ]=名詞、交換。交流。両替、為替。
That was because Taylor loved reading books for herself and to her students, and she always wanted to bring people together.
それはテイラーが自分自身のために本を読んだり、生徒たちに読み聞かせたりするのが大好きで、いつもみんなを一つにまとめたいと思っていたからです。
bring A together = Aを団結させる、1つにまとめる。
Many of Taylor’s students kept on studying English, and some became English teachers.
テイラーの生徒たちの多くは英語を勉強し続け、英語の先生になった生徒もいます。
keep on -ing = ~し続ける。
Some A 動詞~ =~するAもいる。一部のAもいる。someは「いくつかの」という意味だか、全体のうち一部の「いくつか」と認識しておくとよい。
Taylor is no longer with us today, but her dream lives on in the hearts of many people.
テイラーは今はもう私たちと一緒にはいませんが、彼女の夢は多くの人々の心の中に生き続けています。
no longer=もはや~ない。
Every year, many foreign people come to live in Japan.
毎年、多くの外国人が日本に住むためにやって来ます。
It is important for everyone to be prepared for disasters and work together.
みんなが災害に備えて一緒に取り組むことが大切です。
it is A for B to 動詞の原形 = Bにとって~するのはAである。
It is necessary for us to support each other both in ordinary times and in times of crisis.
私たちにとって通常時でも緊急時でもお互いを支え合うことが必要です。
it is A for B to 動詞の原形 = Bにとって~するのはAである。
each other=お互いに。お互い。
both A and B = AとBの両方とも。AもBも。
ordinary[オーディネリ]=形容詞、普通の、通常の。並の。
crisis[クライシス]=名詞、危機。