下線=和訳、赤字=解説
目次
導入
あなたはこの人物について何か知っていますか?
anything[エニスィング]=代名詞、(疑問文で)何か。(肯定文で)何でも。(否定文で)何も(~ない)。
あなたは今までにローマの休日、あるいはマイ・フェア・レディを見たことがありますか?
Have you ever seen ~ = あなたは今までに~を見たことがありますか。現在完了の「経験」の意味を表す用法。現在完了の疑問文ではhaveを主語の前にもってくる。see-saw-seen
ever[エヴァ]=副詞、今までに。
Roman[ロウマン]=形容詞、ローマの、ローマ人の。名詞、ローマ人。
fair[フェア]=形容詞、美しい。公正な、公平な。かなり良い、相当な。副詞、公正に。
彼女はこれらの映画のスターでした。
彼女の名前はオードリー・ヘプバーンでした。
彼女は女優として有名でしたが、彼女はこれらの映画以上に多くのものを私たちに残しました。
actress[アクトレス]=名詞、女優。
leave[リーヴ]=動詞、~を去る。~を出発する。~を残す。~を置き去りにする。~のままにしておく。
leave O1 O2 = O1にO2を残す。
something[サムスィング]=代名詞、何か、あるもの、ある事。
anything more=「より多くのもの」
本来は「形容詞+名詞」(例:more books(より多い本))の語順であるが、「anything/something/nothing」などの「~thing」系では「名詞+形容詞」という語順になるので注意。(例:something so cold(何かとても冷たいもの))
more[モァ]=manyもしくはmuchの比較級。 many=形容詞、(数えられる名詞について)多い。 much=形容詞、(数えられない名詞について)多い。
ヘプバーンの子ども時代
ヘプバーンは子供のころ、つらい時期を過ごしました。
when[ウエン]=接続詞、~するとき。~であるとき。疑問詞、いつ。
彼女の父親は裕福でしたが、彼女が幼いときに、彼は家族のもとを去りました。
Although[オールゾウ]=接続詞、~だけれども、~だが。しかし。
オードリーが10歳のとき、彼女の母親は彼女をオランダへ連れて行きました。
take A to B = AをBに連れていく
Netherlands[ネザランヅ]=名詞、オランダ。
彼女はそこが安全な場所であると思いましたが、オードリーが11歳のとき、ドイツ軍がオランダを占領しました。
safe[セイフ]=形容詞、安全な
German[ヂャーマン]=形容詞、ドイツの。ドイツ人の。名詞、ドイツ人。ドイツ語。
army[アーミ]=名詞、軍、軍隊。
take over= ~を奪う。~を引き継ぐ。
have to 動詞の原形=~しなければならない。~する必要がある。
バレリーナになるという彼女の夢は待たなければなりませんでした。
A of B=BのA。AのBと訳したほうが自然な時もある。
have to 動詞の原形=~しなければならない。~する必要がある。 過去形にするときは「had to」。
wait[ウエイト]=動詞、待つ。
戦争の間、ヘプバーンの生活はとても大変でした。
during[ドゥァリング]=前置詞、~の間、~の間ずっと。特定の期間を表すときに使われる。不特定の期間であればforを使う。例:for two month=二か月間(具体的にいつの2か月間かが特定されていない。)
ドイツ軍が来た後、彼女たちの生活は変わりました。
食べ物はまったく足りませんでした。
never[ネヴァ]=副詞、決して~ない、一度も~ない。
enough[イナフ]=形容詞、十分な、必要なだけの。副詞、十分に、必要なだけ。
暖炉のための十分な薪さえありませんでした。
even[イーヴン]=副詞、~でさえ、すら。形容詞、平らな。同じの。
firewood[ファイアウド]=名詞、薪(まき/たきぎ)。
fireplace[ファイアプレイス]=名詞、暖炉(だんろ)。
多くの人々、特に幼い子供たちやお年寄りが、飢えや寒さで死にました。
die of=~(が原因)で死ぬ。die[ダイ]
hunger[ハンガァ]=名詞、飢え、空腹。飢饉。
especially[エスペシャリ]=副詞、特に、特別に。
ヘプバーンもまた飢えに苦しみました。
suffer[サファ]=動詞、苦しむ。 suffer from~ = ~に苦しむ。
彼女はとても衰弱しました。
became[ビケイム]=becomeの過去形。
weak[ウイーク]=形容詞、弱い、力のない。得意でない、苦手な。
食べ物がなかったとき、彼女はチューリップの球根でさえ食べました。
even[イーヴン]=副詞、~でさえ、すら。形容詞、平らな。同じの。
ate[エイトゥ]=eat[イートゥ]の過去形。
tulip[チューリプ]=名詞、チューリップ。
bulb[バルブ]=名詞、球根。球状のもの。電球。バルブ。
戦後
彼女の才能は戦後に開花し始めました。
talent[タレント]=名詞、才能。才能のある人、タレント。
bloom[ブルーム]=動詞、開花する、花が咲く。栄える。名詞、花。開花、花盛り。
彼女は母親と一緒にロンドンに引っ越し、バレエの練習をし、そして演技を勉強し始めました。
with[ウイズ]=前置詞、~とともに、~と一緒に、~を連れて。~を持って。(手段)~で。
practice[プラクティス]=動詞、練習する。実行する。~を練習する。~を実践する、実行する。
began[ビギャン]=begin[ビギン]の過去形。
ballet[バレイ]=名詞、バレエ。
acting[アクティング]=名詞、演技、実演、演出。
しばらくして、あるアメリカ人の監督に彼女は見出され、ローマの休日に登場する王女として役を割り当てられました。
after a while=しばらくして。少し間を置いて。
discover[ディスカヴァ]=動詞、~を発見する。分かる。気づく。
director[ディレクタァ]=名詞、監督。指導者、指揮者。管理者。
cast[キャスト]=動詞、~に役を割り当てる。~を投げる。名詞、配役。投げること。
princess[プリンセス]=名詞、王女。
その映画は大ヒットして彼女はアカデミー主演女優賞を受賞しました。
receive[リシーヴ]=動詞、~を受け取る。
award[アウォード]=名詞、賞、賞品、賞金。動詞、(賞など)を与える。
actress[アクトレス]=名詞、女優。
彼女はその後、マイ・フェア・レディを含む多くの映画に出演しました。
including[インクルーディング]=前置詞、~を含めて、~込みで。
彼女はハリウッドで最も人気のある女優の一人になりました。
popular[ポピュラ]=形容詞、人気のある、評判の良い。
結婚後
家族と時間を過ごすことはとても大切だとヘプバーンは考えました。
thought[スォート]=think[スィンク]の過去形。think=動詞、(~だと)思う、考える。
think (that) 主語+動詞~=~だと思う。thinkの後に接続詞の「that」が省略されている。接続詞なのでその後には主語+動詞がきている。
spending time with her family=「家族と時間を過ごすこと」。この5語が「was」の主語である。
spend[スペンドゥ]=動詞、~を過ごす。(お金)を使う、費やす。
彼女は結婚した後、スイスに家を買いました。
marry[マリ]=動詞、~と結婚する。 get married to~=~と結婚する。という表現も覚えておきましょう。be married to~=~と結婚している。getだと動作、beだと状態を表す意味となる。
bought[ボート]=buy[バイ]の過去形。
Switzerland[スウィツァランド]=名詞、スイス。
そこでは戦争について心配する必要がなかったので、彼女はいつも安心していました。
felt[フェルト]=feelの過去形。 feel[フィール]=動詞、~を感じる。
there[ゼア]=副詞、そこで、そこに、そこへ。名詞、そこ、あそこ。
didn’t have to 動詞の原形=~する必要がなかった。~しなくてよかった。 「have to 動詞の原形」=~しなければならない。~する必要がある。 「don’t have to 動詞の原形」=~しなくてよい。~する必要がない。
worry about~=~について心配する。
worry[ワーリ]=動詞、心配する。~を心配させる。
彼女は二人の息子たちとともにできるだけ多くの時間を過ごしました。
as ~ as A could = (Aが)できるだけ~。 「as ~ as possible」も同じ意味。
「as soon as possible(できるだけ早く)」が「ASAP」と略されるくらいによく使われる。
could[クド]=can[キャン]の過去形
son[サン]=名詞、息子
彼らが彼女を必要とするときに、彼女は彼らと一緒にいたいと思いました。
want to 動詞の原形 = ~したい。
ユニセフへの貢献
子どもの頃の戦争の経験のせいで、ヘプバーンは戦争中の国々にいる子供たちを守りたいと思いました。
because of = ~のせいで、~のために、~という理由で。
experience[イクスピリアンス]=名詞、経験、体験。動詞、~を経験する。
as[アズ]= 前置詞、~として。~のように。接続詞、~のように。
protect[プロテクト]=動詞、~を守る、保護する。
子どもたちのために働くことは自分の使命だと彼女は感じました。
that=接続詞。feel that S V~(SがVであると感じる。)。S=主語、V=動詞。
mission[ミション]=名詞、使命、任務、役目。
息子たちが大人になった後、1988年に彼女はユニセフと働き始めました。
grew[グルー]=growの過去形。 grow[グロウ]=動詞、成長する、育つ。(草木が)生える。~を育てる。
grow up=大人になる、成人する。
UNICEF=名詞、ユニセフ(国連児童基金)。
彼女は多くの国々で戦争や飢えに苦しんでいる子供たちのもとを訪れました。
children suffering from war and hunger in many countries=「suffering from war and hunger in many countries」が「children」を修飾(説明)している。
彼女は第二次世界大戦後にユニセフから食料や薬を受け取ったので、ユニセフが子供たちにとって何を意味しているかを知っていました。
receive[リシーヴ]=動詞、~を受け取る。
medicine[メディスン]=名詞、薬。医学。
meant[メント]=meanの過去形
mean[ミーン]=動詞、~を意味する、~の意味を表す。 mean A to B=BにAの意味をもつ。
まとめ
ヘプバーンいつも与えていました。
「与えることは生きることのようなものです。」と、彼女はインタビューで言いました。
like[ライク]=前置詞、~のような、~のように。形容詞、同様な、類似の。
living=liveの動名詞、生きること。
interview[インタヴュー]=動詞、~をインタビューする、会見する。名詞、会見、対談、インタビュー。
もし与えたいと思うことをやめたら、もはや人生に意味はない、とまた彼女は言いました。
stop doing=~することをやめる。 「stop to do」=~するために立ち止まる。
no more=もはや~ない。それ以上~ない。
meaning[ミーニング]=名詞、意味。目的。
彼女はいつも希望を子供たちに与えたいと思っていました。
「give モノ to 人」もしくは「give 人 モノ」 = 人にものを与える。
オードリー・ヘプバーンは、ソマリアへの訪問の4か月後、1993年にガンで死にました。
die of~ = ~で死ぬ。
cancer[キャンサァ]=名詞、(病気の)ガン。かに座。
Somalia[ソウマーリア]=名詞、ソマリア(アフリカ東部にある国)。
彼女は人々に深い感銘を与えました。
deep[ディープ]=形容詞、深い。
impression[インプレション]=名詞、印象、感銘。気持ち。
make a impression=感銘を与える。感動を与える。印象を与える。
これは彼女の映画のためだけでなく、世界中の子どもたちへの献身のためでもあります。
not just A but also B = AだけでなくBも。 「not only A but also B」も同じ意味。
devotion[ディヴォウション]=名詞、献身、傾倒、深い愛情。信仰心、信心。
over[オウヴァ]=前置詞、~中。~を超えて。~の上方に。(all)over the world=(全)世界中、という表現がよく使われる。